- 子どもがアトピーなどの湿疹を発症して体中かきむしってしまう
- 病院で処方されたステロイド剤を塗ってもかゆみがぶり返す
- 赤ちゃん用の刺激の少ないボディソープを使っているのに子どもの湿疹がよくならない
このように子どもの湿疹がなかなか治らなくて悩んでいるママはいませんか?
この記事では子どもの湿疹の根本原因だと考えられる化学物質について解説したうえで、子どもにおすすめの無添加ボディソープを厳選して紹介します。
- 無添加生活4年目
- 長年苦しんだアトピーを無添加生活で改善
- 添加物・農薬・遺伝子組み換えなどの危険性に関する本を20冊以上熟読
この記事を読めば、
「湿疹の根本原因を未然に防げて、子どもがのびのび育つ」
そんな無添加ボディソープに出会えます。
子どもの湿疹を改善したいと考えている方はぜひ参考にしてください。
【洗浄成分】合成界面活性剤の危険性
ボディソープやシャンプー、洗濯用洗剤など汚れを落とすことを目的とする商品には必ず「界面活性剤」という洗浄成分が含まれています。
洗浄成分である「界面活性剤」には、皮膚に触れても安全なものとそうでないものがあることを知っていましたか?
そこでまずは「界面活性剤」について解説していきます。
界面活性剤とは?
そもそも界面活性剤とは、水と油を混じりやすくする物質です。
これにより、水だけでは落としきれない皮脂汚れなどを洗い流すことができるから、界面活性剤が洗浄成分として使われます。
界面活性剤はつぎの2つに分類されます。
- 石けん
- 合成界面活性剤
このうち合成界面活性剤は市販のボディソープやシャンプーなどのほとんどに使用された化学物質。
この合成界面活性剤が人体にいろんな影響をもたらすのです。
Column(コラム)
石けんは「動植物性の油脂」からつくられます。
対して合成界面活性剤はおもに「石油」から精製。
石油系合成界面活性剤がやばい
合成界面活性剤はさらに2つの種類にわかれます。
- 植物性
- 石油系
2つのうち、とくに石油系の合成界面活性剤は大量生産しやすいというメリットがあるため、市販のボディソープやシャンプーなどのほとんどに使用されています。
石油系界面活性剤は石油を精製してつくられる成分のこと。
石油系界面活性剤は体内に侵入すると分解することが難しく、これが原因で「肝臓障害や発がん性」の疑いがあります。
また、洗浄力が強すぎるから肌のバリア機能が傷ついたり、必要な皮脂まで落としてしまいます。
これが肌荒れやかぶれ、アトピーなどの皮膚炎を引き起こしたり悪化させる原因です。
アトピーは肌のバリア機能がうまく機能していない状態なので、石油系界面活性剤はさらに肌のバリア機能を破壊しアトピーをさらに悪化させます。
Column(コラム)
PRTR制度でトップ10入りしている合成界面活性剤が2つもあることからも合成界面活性剤の危険性がうかがえます。
- 第4位:POE・R
別名:ポリ(オキシエチレン)=アルキルエーテル - 第8位LAS
別名:直鎖アルキルベンゼンスルホン酸およびその塩
PRTR制度とは人の生態系に有害なおそれがある化学物質について、環境中への排出量および廃棄物にふくまれての移動量を集計・公表する制度
【スクショ推奨】危険な合成界面活性剤まとめ
- ラウリル硫酸Na
- トリエタノールアミン
- ラウレス硫酸Na
- 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸
- アルキルエーテル
最近は「ラウリル硫酸Na」や「ラウレス硫酸Na」が使われていることが多いです。
ボディソープのみならず、化粧品やシャンプー、洗濯洗剤などにも使用されているため注意が必要です。
商品裏の成分表をきちんとチェックして、これらの成分が入っていないかを確認しましょう。
洗浄成分は石けんを選ぼう
洗浄成分には「合成界面活性剤」と「石けん」の2種類が存在します。
さきほどお話ししたように、合成界面活性剤は発がん性やアレルギー反応などを引き起こす危険性が。
そのため、石けんの成分のみがふくまれるボディソープを選ぶことでアトピーの悪化も防げ、徐々に改善していくでしょう。
そこでつぎにあげる石けんの成分を覚えておきましょう。
- 石けん素地
- カリ石けん素地
- 純石けん分(脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウム)
上記の成分が入っているか成分表示をしっかり確認することが大事です。
安全なボディソープは「カリ石けん素地」が使われていることが多いですよ!
合成界面活性剤だけじゃない!ボディソープの危険な添加物3選
パラベン
パラベンとは、防腐剤として使われる化学物質の略称です。
- パラオキシ安息香酸
- エチルパラベン
- プロピルパラベン
などいくつかの化学物質がパラベンと略されています。
ボディソープは原料に水をもっとも多く使っているため腐りやすいのがデメリット。
パラベンは安価で簡単に腐敗を防げるメリットがあるため、パラベンを使うメーカーが多いのです。
パラベンはアレルギーなどを引き起こす可能性がある「旧表示指定成分」に該当されています。
つまり、パラベンは政府から危険だと認められた成分ということ。
旧表示指定成分とは、薬事法によって表示が義務づけられた皮膚トラブルを起こす可能性がある成分のこと。
アトピーなどの湿疹を引き起こす可能性もある「パラベン」は避けたほうがよいでしょう。
フェノキシエタノール
フェノキシエタノールもパラベン同様、防腐剤の1種です。
最近は「パラベンフリー」をうたう商品が増えていて、一見防腐剤が入っていないようにみえます。
しかし、じっさいにはこの「フェノキシエタノール」が使われているため注意が必要。
フェノキシエタノールは旧表示指定成分に該当しないため、使用するメーカーが増えているのです。
フェノキシエタノールもパラベンとほぼ同じ毒性があり危険です。
「パラベンフリー」という表示にだまされず、フェノキシエタノールが入っていないかもチェックしましょう。
【香害】合成香料
人工的につくられた「化学合成香料」にも注意が必要です。
合成香料は石油を原料につくられているため、石油系界面活性剤に匹敵するほどの毒性があるんです。
合成香料は300種類以上あり、なかには発がん性やぜんそく、アレルギー反応などを引き起こすおそれがあり大変危険です。
これだけ多くの種類がありながら、何種類組み合わせようが成分表示には「合成香料または香料」とだけ記載されることもあやしいところ。
アトピー以外の症状の原因にもなりかねませんから、成分表示に「合成香料または香料」と記載されているかのチェックも大切です。
Column(コラム)
洗濯・台所用洗剤には「石けん」・「合成洗剤」どちらかが品名に表示されるが、化粧品系商品(シャンプー・ボディソープ・ハンドソープなど)にはなぜか表示されないから、きちんと成分表示をチェックすることが大事です。
【赤ちゃんでも使える】無添加ボディソープおすすめランキング
arau.(アラウ)泡ボディソープ【ハーブの香り】
全成分 |
水、カリ石ケン素地、グリセリン、クエン酸、ラベンダー油、ビターオレンジ油、ローズマリー油、オレンジ油、シソ葉エキス、ローズマリーエキス、BG |
「arau. 泡ボディソープ」は、
- 合成界面活性剤
- 合成香料
- 着色料
- 保存料(防腐剤)
などの化学合成物質いっさい不使用と安全です。
洗浄成分は石けんの成分である「カリ石けん素地」だから安心。
無添加ボディソープは無香料なものが多いですが、「arau. 泡ボディソープ」は4種の天然ハーブを使用しているため、めずらしく香りがいい!
「arau. 泡ボディソープ」ならラベンダー系のいい香りがするから、汗のにおいも気になりません。
シャボン玉石けん 無添加ボディソープ たっぷり泡
全成分 |
水、カリ石ケン素地 |
成分は水と洗浄成分の「カリ石けん素地」だけでつくられたとても肌に優しいボディソープ。
きめ細かい泡だから、さっぱりしながら潤う洗いあがりに!
無香料ですが、とにかく安全性を重視したい方におすすめです!
マックス うるおう無添加ボディソープ
全成分 |
水、カリ石ケン素地、グリセリン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ジステアリン酸グリコール、ツバキ種子油、クエン酸 |
洗浄成分は「カリ石けん素地」のみと比較的安全な無添加ボディソープです。
また、保湿成分である国産「ツバキ油」を配合。
安全性に加え、洗いあがりの肌をすこしモチっとさせたい方におすすめです。
ミヨシ 無添加ボディソープ 白いせっけん
全成分 |
水、ラウリン酸K、ミリスチン酸K、パルミチン酸K、牛脂脂肪酸Na、ステアリン酸K、パーム核脂肪酸Na |
純石けん成分100%の無添加ボディソープ(無香料)。
洗浄成分である「ラウリン酸K」や「ミリスチン酸K」などは「カリ石けん・カリ石けん素地」と同様、どちらも石けんの成分なので比較的安全です。
泡タイプではないから、自分で泡立てたい方におすすめ。
PAX NATURON ボディソープ
全成分 |
水、カリ石ケン素地、グリセリン、トコフェロール、ビワ葉エキス、エタノール、香料、クエン酸 |
洗いあがりがキュキュっとするさっぱりタイプの無添加ボディソープ。
素肌のうるおいを保つ「ビワ葉エキス」を配合してるから、さっぱりするけど肌がつっぱらない。
香料にはローズマリーやラベンダーなど天然由来のものを使っているから安心です。
さっぱりした洗いあがりだから春・夏の暑い時期にピッタリ!
おわりに|ボディソープ以外にも肌に触れるものは気をつけましょう
石油系界面活性剤や添加物はボディソープだけに含まれるわけではありません。
- シャンプー
- ハンドソープ
- 洗濯・食器用洗剤
- 柔軟剤
など肌に触れるような商品の多くに危険な化学物質はひそんでいます。
直接肌に触れるものは肌から体内に侵入しアトピーなど肌の炎症を引き起こす可能性がありたいへん危険。
もちろんこれら以外にもアトピーなど肌の炎症の原因は考えられますが、肌に触れる商品を安全なものにかえてみるだけでもアトピーなどの皮膚炎は改善するはずです。
最後までご覧いただきありがとうございます🙂